ECサイトにおけるマーケティング手法のひとつとして、Facebook広告が近年注目されています。
具体的なターゲティング精度としてよく言われるのは、なんと90%以上。
従来型のオンライン広告のターゲティング精度は業界平均で27%なので、かなり大きな効果が期待できると言えるでしょう。
今回は、そんなFacebook広告がなぜECサイトに適しているのか?
その理由を探るべく、ターゲティング関連の基本的な機能3つと、それぞれの特徴についてお伝えします。

その1:ターゲットを狙い撃ち!〜コアオーディエンス機能〜

Facebook広告の際たるメリットは、なんと言ってもユーザーがはじめから自分の属性情報を入力していることです。
これは、Facebookが実名登録という特性を持ったSNSだから。マーケティングにおいて、これほど強力な要素はありません。
たとえば、男性や女性といったおおまかな分類ではなく、仕事は何なのか? どこに住んでいるのか? 
どんなことに興味関心を持っているのか? といったデータが揃っていると、どんな広告が刺さるのか? 
ということが明確になるため、成約率向上に役立ちます。ピンポイントでターゲッティングが行えるという点は、ECサイトのマーケティングでは最適と言えるでしょう。
また、属性だけでなく「いいね!」などの情報を基にしたユーザーの関心・行動についてもターゲットとして扱えるのも強みのひとつ。
従来のセグメント分けにみに依存したターゲッティングより、一歩踏み込んだアプローチが可能となります。

その2:顧客データベースの活用〜カスタムオーディエンス機能〜

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスとは、自社が持っている顧客情報とFacebookユーザーのデータを照合しターゲッティングを可能とする機能のことです。
Facebook IDはもちろん、メールアドレスや電話番号といったデータをマッチングさせることで、Facebook上にいる自分の顧客を見つけ出せるというのが大きなポイント。
なお、これらのデータはいずれかひとつを用意すればよいだけなので、非常に手軽なこともポイントです。
すでに自分のECサイトに登録しているユーザーですから、もちろん関心を持ってくれているはずです。
また、新規顧客獲得キャンペーン用の広告を表示させないといった使い方も可能になり、より高い費用対効果が見込めるでしょう。
特に、「最近、DMでの反応が薄くなっている」といった場合には大きな効果が見込めます。
メールをチェックしていなくても、SNSは毎日閲覧するといったユーザーに広告を届けたいのであれば、ぜひ活用してみてください。休眠顧客の開拓に役立つはずです。

FACEBOOK広告はリマーケティングとしても有効

自分のECサイトへアクセスした経験のあるユーザーに対して広告を表示させる、いわゆる「リマーケティング広告」についても、カスタムオーディオ機能を利用すれ実現可能です。
設定にはある程度手間と時間がかかりますが、適切に利用すれば高いコンバージョン率を獲得できるでしょう。Facebook広告に慣れてきたら、ぜひ利用したい機能のひとつです。

その3:新規顧客獲得に役立つ〜類似オーディエンス機能〜


Facebook広告は既存顧客だけでなく、新規顧客開拓においても非常に効果的な機能を持っています。そのひとつが類似オーディエンス機能です。
たとえば、カスタムオーディオ機能でターゲットにしたユーザーAは、サッカーや映画に関心があるとしましょう。
このユーザーは属性情報に「サッカー」という項目があり、普段からタイムラインに流れてくるサッカー関連のポストに「いいね!」を付けています。
類似オーディエンス機能では、このユーザーAと同じように、サッカーと映画に興味を持つユーザーを見つけ出し、広告表示を行ってくれます。
一見すると、販売している商品・サービスと関連性がなさそうな関心事であっても、類似の趣味趣向を持っているユーザーであれば刺さる可能性は高いです。
結果的に、新規顧客の獲得につながるというわけです。
なお、類似性向上のために、設定項目をより細かくすることも類似オーディエンス機能では可能です。

おわりに

Facebookにはこの他にも、複数の画像を横スクロールすることで表示できるカルーセル広告といった機能も持っています。
いわゆる「クリエイティブ広告」と呼ばれるものです。
ビジュアルに訴えかけるような商品を展開しているECサイトでは、こうした機能の活用もコンバージョンアップに効果的と言えるでしょう。
さまざまなセグメントと複数のクリエイティブを組み合わせ、それぞれの効果を検証しながら、もっとも効果的な手法を見つけていくのがFacebook広告攻略のカギになります。
広告の費用対効果を高めるためにも、今回ご紹介したオーディエンス関連の機能に加えて、ぜひ活用してみてください。


参考

■ http://www.m-hand.info/blog/4430/
■ https://smmlab.jp/?p=38404
■ http://blog.feedforce.jp/archives/12370
■ http://ec-growth-lab.com/facebook/20140526/
■ https://www.facebook.com/business/goals/increase-online-sales