CVR(コンバージョン率)の向上は、ECサイトが常に向き合わなければならない課題のひとつです。
いくら多額の広告費をつぎ込み新規顧客を獲得していても、CVRが低ければ意味がありません。
こちらでは、CVRを最大化させるため、CVRの概要、またECサイトにおいてCVRに影響を与える要素についてお話しします。

低いCVRは販売機会のロスを意味する

CVR(コンバージョン率)とは、ECサイトにアクセスした訪問者数に対する成果の数です。
何を成果とするかは検証の目的やサイトによって様々ですが、多くの場合はユーザーによる購入件数、つまり「成約数」を成果としています。
CVRは訪問者数とともに、ECサイトの運営者にとって常にモニタリングを怠ってはならないデータです。
売上は十分でもCVRが低い場合、多くの販売機会を逃していることを意味します。
そのため、集客施策とCVR向上の施策は、ECサイトの運営者が永続的に取り組まなければならない課題です。

ECサイトのCVRを向上させる上で気をつけたい3ポイント

ECサイトのCVRには、様々な要素が影響してきます。以下では特に留意していただきたい「安心感」「UI」「ページの表示速度」の3ポイントについてまとめました。
CVR向上のため、参考にしてください。

ECサイトの安心感

インターネット上での買い物は、一昔では考えられないほど当たり前となりました。
多くのユーザーは実店舗での買い物と同じような感覚でECサイトを利用しています。
一方で、すべてのユーザーがECサイトに対して安心感を抱いているわけではありません。
店舗のようにスタッフの顔が見えない、商品を手にとることができない、個人情報を入力する必要があるなど、
成約までにはユーザーが不安材料を抱きかねないハードルがいくつも存在します。

実際に、不当な請求や偽物・粗悪品の売りつけを行うECサイトによる詐欺事件も少なくありません。
ECサイトの利用に慣れていない新規顧客ほど、強い警戒心を抱いています。
あらゆるリテラシーのユーザーに配慮し「安心感」のあるサイト設計を行うことは、CVRに大きく影響します。
特にセキュリティや支払いの明確化に関する配慮は、今日のECサイトでは前提となるでしょう。
ユーザーが抱く違和感や不信感を、極力省くサイト設計が求められます。

UIの最適化

UI最適化

魅力的な商品ラインナップと価格、サイトの信頼性といった条件がそろっていても、購入までのプロセスがわずらわしければユーザーは決済に至りません。
ECサイトがありふれている昨今では、それぞれのサイトは「買い物のしやすさ」という点で比較されます。
多くのサイトはユーザーの「囲い込み」を行いますので、一度ユーザーに「使いづらいサイト」という印象を与えてしまうと、取り戻すのは難しいでしょう。
そのため、UI(ユーザーインターフェース)に配慮し、スムーズに買い物できるサイト設計を行うことは極めて重要です。
商品の検索・比較を容易にする、実店鋪のディスプレイのように見やすい商品ページを作る、といったユーザーの観点に立ったUI設計が必要となります。
配慮が行き届いたUI設計は、いわばECサイトのホスピタリティとも言えるでしょう。

既存顧客に対してはリピート購入をしやすくすることで、CVRを向上できます。
同じ商品を同じ住所に配送する際には情報の入力を省くなど、可能な限りストレスなく買い物できるサイト設計を心がけましょう。

また、ユーザーが利用するデバイスは、パソコンだけとは限りません。今日の普及率を考えると、スマートフォンなどのモバイルデバイスからECサイトにアクセスするケースもあります。
あらゆるデバイスからのアクセスを想定し、利用しやすいサイト設計を行うことが大切です。

ページの表示速度

サイト内ページの表示速度は、ECサイトのCVRに大きな影響を与えると考えられています。
実店鋪に赴く必要がないECサイトの買い物でも、ユーザーの「もっと手早く買い物をしたい」という想いは変わりません。
ECサイトにおいて、ページ表示速度の1秒の差は大きいのです。
スタイリッシュなサイトデザインは確かにユーザーの目を引きますが、通信速度に与える影響を考えると注意が必要です。
ターゲッティングしているユーザーによっては、余計な装飾を省き表示速度を短縮したほうがいい場合もあります。
CVRを頻繁にモニタリングし、ページの表示速度がCVRを下げていないか検証してください。
あるECサイトでは、ページの表示速度を1秒縮めて、年商を1,000億円超増やした例もあります。
上述したUI設計への配慮ともに、ユーザーへのホスピタリティのひとつと言えるでしょう。

おわりに

ECサイトのCVR向上には、実店鋪とは違う施策が必要です。基本的にはユーザーの目線に立てば、
最適化されたサイト設計の形が見えてきます。
まずは今回ご紹介した「安心感」「UIへの配慮」「ページの表示速度」を意識して、販売機会を逃さないサイト運営を心がけてください。


参考URL
■https://bazubu.com/ec-conversion-12599.html
■https://jeccica.jp/post-5158/
■https://netshop.impress.co.jp/node/2572