これからECサイトの運営をはじめるのに、「なんとなく」で準備を進めていないでしょうか?
多くの方がオンラインショッピングを楽しむ今、自社の競合サイトは数え切れないほど存在します。
今回は、そんな中で事業をするにあたって知っておきたいことをご紹介します。

EC事業をなんとなく始めようとしていませんか?

これからECサイト運営をはじめるにあたり、“なんとなく”準備に取り掛かってしまっていたら、要注意です。
一見すると手軽で誰でも始められるように見える事業ですが、そこには数々の競合サイトがあり、少しでも油断すると自社サイトが埋もれてしまうおそれがあります。
そんな中で勝ち残るためには、始める前に頭に入れておきたいことがあります。

“なんとなく”で事業を始めたら……

「この商品は売れる!」そう確信して、“なんとなく”事業を始めたら、どのようなことが起こるのでしょうか?
たとえば、事前に下調べもせず、とりあえずサイトを作ってスタートを切ったとします。
しかし、これではユーザーからの注文は一向に入らないでしょう。その原因は、すでに有力な競合サイトが多数存在しているからです。
もしも競合サイトのデザインが遥かに洗練されており、自社よりもお得に買い物ができ、比較した時にまったく自社に魅力を感じられなかったら……?
“なんとなく”始めるのではなく、始める前にしっかりと対策をしておけば、初めから他社にはない魅力を打ち出すことも、別のフィールドで勝負することもできたでしょう。
このような失敗を防ぐためにも、EC事業を始める前に心がけるべきポイントを押さえておきたいですね。

EC事業を始める前に心がけるべきポイント

いざ事業をはじめる前に、どのようなポイントに心がけるべきでしょうか?
開設したサイトを成功へ導くために、心がけておくべきことを3つご紹介します。

【ポイント1】サイト名の考え方

サイト名の考え方
まずはサイトの名前を考える必要があります。もちろん、すべての環境が整ってから改めて考え始めても問題ありませんが、いつかは必ず名前を掲げてスタートしなければなりません。
後々になって名前が思いつかないといった事態に陥らないためにも、サイトのビジョンを定めるためにも、なるべく早い段階で名前を考え始めましょう。
ECサイトの名前は、まずユーザーに覚えてもらいやすいものであることが基本です。あまりにも覚えるのが難しい名前や、逆にシンプルすぎて印象に残りにくい名前は、避けるようにしましょう。
それから、どんな商品を売っているのかまったく想像もつかないような名前よりかは、取り扱う商品のイメージと合うような名前が好ましいと言えます。

【ポイント2】出店方法について

出店方法には、大きく分けて2つの種類があります。
ひとつは、自社で独自のECサイトを立ち上げる方法です。もうひとつは、Yahoo!や楽天といったより大きなショッピングモール内に出店する方法です。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、より自社のニーズに合った方法を選びましょう。
まず、自社で独自のサイトを立ち上げると、出店に関しての自由度が高くなります。デザインを始めとしたショップの大部分を、自分で決めることができます。
ただし、その反面集客を自分でしなければならないため、広告を利用するなどの工夫が必要となります。
それに対して、ショッピングモール内に出店をすると、モールを訪れる多くのユーザーの目に留まりやすくなります。
ショッピングモールの形式に則って出店するため、自由度は低いと言えますが、あれこれ自分で決める手間は省けます。

【ポイント3】競合サイトについて調べておこう

いざECサイトを始めても、強力な競合サイトの存在によって、なかなか集客が難しくなることがあります。
出店する前に、同じ業界にどのような競合サイトがあるのか、下調べをしておきましょう。数多くのサイトが立ち並ぶ中で、どのようにオリジナリティを出していくのか、戦略を練ることができます。
他の店舗との違いを打ち出していくのも、サイトの集客における大切なポイントのひとつです。
集客をするためには、広告を利用しましょう。ブログやSNSを活用してユーザーにより多くの情報を提供していくとともに、リスティング広告やアフィリエイト広告によって新規の集客を狙います。
どのような広告を出せばより効率よく反応が得られるのかは、サイトや商品によって異なります。自社のECサイトにもっとも適した広告を選び、コストに見合った集客ができるようにしましょう。

まとめ

今回は、ECサイト運営をはじめるにあたって知っておきたい3つのポイントをご紹介しました。
開業の準備としてやるべきことは数え切れないほどありますが、中でもサイト名は決しておろそかにできない部分です。また、自社サイトがどのようなフィールドで勝負するのか、そこにはどのような競合サイトがあるのかは、始める前に確認しておきたいですね。
これからのサイト運営に先駆けて、ぜひじっくりと考えておきましょう。